こんにちは、Deruka(@tabini_deruka)です。
世界中をバックパッカーとして一人旅しています。
突然ですが、こんな文言を見かけたことはありませんか?
「現地人と知り合って飲みに行った!」
「子どもたちの純粋な笑顔に癒された」
「別れ際に涙!!」
あっ、やばい…。
眩しさで体が消滅しそう…
こんなキラキラした経験、どこで売ってますか?
…大丈夫。
無理にキラキラする必要はありません。
旅って、そういうのだけじゃない。
一人で行って、誰とも話さず、モソモソ飯食って直帰みたいな旅もあります。
今回は、内向的な旅行者の旅について語ります。
旅のキラキラが眩しすぎる
世間の旅のイメージって、時に眩しすぎることがあります。
冒頭にあげたようなものから、SNSに載ってるようなものまで。一人でバックパッカーしてる身からすると、結構な乖離を感じます。
例えば
「無垢な笑顔の子どもたちとの交流したり…」
私のような30代の男性だと、交流の機会はまずありません。
そもそも日本の成人男性の場合、子どもに話しかけただけで事案発生という時代に慣れているので、近づくことすらありません。
「あるいは、観光地で心に残る写真を撮ったり…」
どうしてこんな躍動的になれるの…。
キラキラ旅行者飛びすぎ問題。
そもそも自撮りするという発想がなかった(次の旅は、飛び跳ねてみます)
「現地でも、オシャレな服で歩いたり…」
私の服は機能全振り。
すべて速乾タイプのやつです。
ズボンは一週間くらい洗いません。
「あるいは、旅で出会った異性とドキドキしたり…」
ちょっと意味わからないですね。
「現地の若者と知り合って、朝までパーティーナイトしたり…」
知らないローカル体験ですね…。
私が知ってるのは、
その辺の店に入って、日頃のストレスで表情筋の死んだ現地労働者と、安いメシを食べることくらいです。
キラキラとは対照的な、くすんだ鈍色の現地体験。
…でもそれが、楽しかったりする。
キラキラするばかりが旅じゃない
私の旅は、とても地味です。
一人で歩いて、腹が減ったらその辺の店に入り、黙って食べる。
動画を撮ったりすることもあるので、周りの人に(なんやあいつ…)みたいな目で見られることも。
人と話さない日とか、ざらにある。
気づいたら、店員さんや宿の人としか話していなかったり。
観光で疲れた日は、宿でダラダラとスマホ見て、無為な時間を過ごしたりもします。良くない意味で、非日常が日常に。
でも、そんな日も悪くないです。
旅って、キラキラするばかりじゃない。
人によって、いろんなスタイルがあると思います。
誰が決めるでもなく、自分が決めるもの
笑顔に出会わなくてもいい。
綺麗な朝日を見なくてもいい。
現地人と無理に絡まなくてもいい。
旅にノルマなんてありません。
中国のよくわからん田舎の道を、一人とぼとぼ歩いたり。
平日昼間に、ローカルスーパーで買った安い弁当を、公園のベンチで一人もそもそ食べたり。
そういうことに、私は楽しさを感じます。
何が楽しいかは、誰が決めるでもなく、自分が決めるもの。
「こうあるべき」なんてありません。
本人の楽しめるスタイルで、気ままにいけばいいと思います。