当サイトは、記事内に広告を含みます

life

AI時代に英語をわざわざ習得する意味を考える

最近、AIを使った英語翻訳サービスの進歩が目覚ましいです。

  • 英文を自然に翻訳できるDeepL
  • 校正してくれるGrammarly
  • なんでもござれなChatGPT

一昔前と異なり、いずれも精度が高く、十分に実用レベル。しかもこれが全部タダ。

こんな時代に、わざわざ膨大なエネルギーと時間を割いて、自分で英語を学ぶ必要があるのでしょうか?

もうアプリとかで全部できるんじゃない??

長く惰性で学習してきた人も、立ち止まって考えるべき時がきていると思います。

そんなわけで、あらためて考えてみました。

AI時代に、私が英語学習を続ける理由

検討した結果、私はもう少し英語学習を続けるつもりです。

以下が理由です。

  • 翻訳サービスを正しく使いこなすため
  • 目の前にいる人と話すため
  • 翻訳サービスを介す手間を省くため
  • 英語圏のコンテンツをそのまま楽しむため

一つ一つ語っていきます。

翻訳サービスを正しく使いこなすため

本人に英語力がないと、出力された翻訳文が正しいか判断できません。

英語はニュアンスによって英文が変化します。

「今度お会いしませんか?」みたいな文章でも

  • カジュアルかフォーマルか
  • 相手と親密か否か
  • どれくらいの逼迫度か

などによって文章表現が違います。

単語のチョイス、敬語、助動詞の使い方で、相手に与える印象は変わります。

AIはユーザーの意図を汲んでくれないので、出力されたものは結局自分で判断修正する必要があります。

道具を使いこなす側にも、最低限の英語力が必要です。

目の前にいる人と話すため

翻訳サービスがカバーできるのは、主にWritingとReadingです。

ListeningとSpeakingは自分でやる必要があります。

とはいえ、スマホの音声翻訳アプリなどを使えば、マイクを交互に回して会話をすること自体は可能です。

でも実際にやってみると、あれはかなり不自然な体験です。目の前にいる相手とトランシーバーで交信しているようなもの。テンポが悪いし、音声認識が何度もミスったりして気まずくなります。

生身の相手と現場でスムーズに会話するためには、まだ自分で英語を使える必要があると感じます。

翻訳サービスを介する一手間を省くため

例えば海外にいる時とかに、英語の看板を読むのにいちいちグーグルレンズを起動したり、辞書アプリを引いたりするのは手間です。

でも英語がわかれば、そんな面倒なことをやる必要はありません。

だってわかるから!(天才)

英語圏のコンテンツをそのまま楽しむため

私の趣味の一つにゲームがあります。

いわゆる洋ゲー(死語)が好きなんですが、日本語ローカライズされる際に表現規制が入ることが非常に多いです。ゾンビの頭が吹っ飛ばなくなってたりするやつですね。

ゲームに限らず、映画やドラマも、ローカライズの過程でオリジナル版の良さが削がれてしまうことが少なくありません。モノによっては発売が遅れたり、日本語版がでなかったりすることもあります。

これらの悲劇は、英語オリジナル版が理解できれば、すべて回避可能です。日本語版やパッチを待つ必要もなくなります。ゾンビの頭も吹っ飛びます。

AI翻訳はこうしたコンテンツのリアルタイム翻訳にはまだ適した形式になっていません。

素材本来の味を楽しむために、ローカライズで変な目に遭わないために、自力で英語を習得する。漫画のために日本語を学ぶ外国人に似ています。

英語力を外注できない部分はまだある→自分で補う必要がある

まとめると

  • 英語力がないとAI翻訳が適切か判断できないから
  • AIは三次元での翻訳にまだ適していいないから

ということになります。だから英語を自分で習得する価値はまだあると思っています。

でも、AIが便利な道具であることは間違いないので、これまでとは違う英語力が必要になってくるかもしれません。

もうWritingくらいはフルで任せてもよさそうな気がしています。

おまけ:AIに聞いてみた

この件について、ChatGPTにも聞いてみました。

私「高度な英語翻訳サービスがお手軽に誰でも利用できるこの時代に、わざわざ英語を自分で習得するメリットはありますか?箇条書きで教えてください。」

AI「はい、自分で英語を習得することには以下のメリットがあります。

誤解のないコミュニケーション: 自分で話せるという能力を身につけることで、翻訳サービスによる誤解を回避することができます。

より深い理解: 自分で話したり読んだりすることによって、英語を使う文化や習慣に対する理解を深めることができます。

より広い分野での活用: 英語を話すことができると、国際的なビジネスや留学、海外旅行など、様々な分野での有用性が高まります。

語学力向上: 英語を学ぶことにより、他の外国語も学習する上での助けになることがあります。

ブレインパワーアップ: 語学学習は脳を鍛える効果があり、記憶力や認知能力の向上につながります。」

ブレインパワーアップ!!

「勉強することによってボケ防止になるよ!」みたいなことを言ってます。その発想はなかった…。

-life
-

    ©2020 Deruka.com