こんにちは、Deruka(@tabini_deruka)です。
旅しながら、ノマドワーカーとして生計を立てています。この生活はもう4年以上。
私自身もこのスタイルが気に入っていますが、当然ながら長短はあります。
今回は、私の実体験をもとに、ノマドとして働くことのメリットとデメリットを語っていきます。
ノマドとは?
ノマドとは、場所を縛られない働き方のこと。ノマドワーカーともいいます。
英語の「Nomad(遊牧民)」が由来。
(発音すると「ノーマッド」なんですが、なぜか日本語だと縮んでいます)
仕事というと、会社や店舗に行って就業するのが一般的ですが、ノマドは対照的なスタイルと言えます。
世界中のどこでもインターネットがつながるようになった結果、ネット環境さえあれば、場所に縛られないで仕事できるという人が増えました。
ノマドの具体例
どんな人がノマドに当てはまるか。
具体的にいうと、以下が例です。
- エンジニア
- プログラマー
- ブロガー
- アフィリエイター
- ライター
- デザイナー
- カメラマン
- 記者
- 動画クリエイター…など
すごく雑に言うと、PCでカタカタして収入を得られる人たちです(雑)
ちなみに、私は上記の複数に合致。
いろいろやってる。こういう人も多いです。
ノマドって自営業(フリーランス)なの?
そうとは限りません。
混同されがちですが、これらの単語は、そもそもの意味が違います。
ざっくり分けると、こんな感じ。
- ノマド:働く場所が自由なスタイル
- 自営業:自分で業を起こしてる人全般(=個人事業)
- フリーランス:個人で仕事を請け負う契約形態
ノマドとは、働き方のスタイルのこと。
テレワークする会社員も、仕事する場所を選ばないのであれば、ある意味ノマドです。
彼らの成果物は、ネットを通して納品される。なので、ネット回線があれば、どこで仕事しようが問題ないわけです。
ノマドのメリットとデメリット
さて、本題。
メリットとデメリットについて述べていきます。
ノマドのメリット
まずは、ノマドのメリットから語っていきます。
以下の通り。
- 場所に縛られない
- 国・地域に縛られない
- 時間帯に縛られない
- 服装に縛られない
- 人間関係の悩みが少ない
- 災害に強い
では、一つずつ紹介していきます。
場所に縛られない
働く場所は、ネットがあればどこでもいい。
自宅はもちろん、カフェ、図書館、旅行先など。どこで仕事してもいいわけです。
これが最大のメリット。
場所に縛られないといいなが、実際はネットには縛られてるんですけど。今時どこでもネット環境はあるのでセーフ。コンセントもあれば、なお安心。
私は旅が好きなのですが、異国のカフェでPC開いて作業していると、多幸感に包まれます。
ノマドマン、旅先でmac開く写真撮りがち問題。
国・地域に縛られない
極論、海外にいてもいい。
前項とかぶりますが、旅好きとしてはこれも語っておきたい。
ノマドは、別の国に住みながら、国内でやっていたのと、同じ作業を実現可能です。
例えば、日本の冬が苦手な私は、年末になると一時的にタイで過ごします。
あちらは一年中温暖な気候で、寒さとは無縁。ずっと半袖短パンスタイルでいられます。
さらに、物価も低いので、生活費も減少します。
その国のメリットを享受しながら、仕事をすることが可能なわけです。
ノマドスタイルは、限りなくボーダーレスに近づく現代の利点を、最大限に享受できます。うまいとこどり。
海外移住や、日本脱出する人は昔からいます。日本の現状を見ると、この傾向は今後も続くと思っています。
時間帯に縛られない
一日のいつ始業でも問題なし。
時間帯に自由がある。
出社がないので、昼に起きてもいいし、夜更かしも問題ありません。
知り合いのノマドには、夜型人間も多いです。私はというと、正常な生活を維持するよう心がけています。
(記者やカメラマンなど、時間帯が重要なノマドワーカーは例外)
服装に縛られない
どんな格好でもOK。
パジャマに寝巻も問題なし。
定型の制服みたいなのがありません。
自宅でやるなら、パジャマでやっても大丈夫です(自己管理として着替える人はいる)
どんな髪型、スタイルも自由です。
人間関係の悩みが少ない
一人作業なら、ストレスフリー。
ノマドの人は、基本一人でPCをカタカタやっているので、人間関係のストレスは少なめだと思います。
もちろん、チーム組んで大勢とやっている人もたくさんいます。私も、外部スタッフとチャットで連絡します。取引先が増えてくると、人との関りは増えていきます。
それでも、毎日出社して、同僚上司と顔を突き合わせて…みたいなのはありません。
人間関係って、仕事面におけるストレスの最大要因なので、これが極少化できるメリットは大きいです。
災害に強い
命とPCがあれば無問題。
これは最近、強く実感したメリットです。いうまでもなく、2020年の新型コロナウイルス大流行。
感染症対策に、テレワークやソーシャルディスタンスなど、多くの人がこれまでの生活を見直さざるをえなくなりました。
私はというと、仕事面ではほとんど影響がありませんでした。もちろん、旅行には行けなくなってしまいました。気分転換にカフェへ…なども、やりづらくなりました。
ただ、本質的な働き方に関する部分は、ほぼ影響なし。無店舗、無在庫なので、ダメージもありません。
ノマドのデメリット
いいことばかりではありません。
私が考える、ノマドのデメリットは以下の通り。
- 自己管理が大変
- ネット環境が必要
- セキュリティの管理が必要
- 雑費がかかる
- 孤独になりがち
ノマドっていうか、自由業全体に当てはまるデメリットです。
では、一つずつ紹介していきます。
自己管理が大変
すべてが自分裁量。
自由は、堕落の始まりにもなる。
私が考える最大のデメリットはこれ。
自由度が高すぎるのは、両刃の剣です。
- スケジュールが自由なら、生活習慣も狂いがち
- 働く時間が自由なら、過労or怠けがち
とにかく、強い自制心が必要です。
ネット環境が必要
場所に縛られなくても、ネットに縛られます。
ネット環境がなければ、成果物をアップロードしたり、連絡したりができません。
wifiなどの無線LANスポットの有無は、行く先々で必ず聞きます。
ただ、オフラインで出来る作業もたくさんあるので、夜帰ってからネット接続でもいけます。
セキュリティの管理が必要
PC上でほぼすべてのことが完結するゆえに、セキュリティ面では注意が必要です。
パスワード漏洩から、ウイルス対策、データ紛失などは常に警戒。
外でつなぐネット回線だって、気を付けないといけません。
PCをなくすと死亡遊戯なので、海外いる時は肌身離さず。だいぶ疲れます。
雑費がかかる
カフェ代、食事代など、ノマドならではの費用がいろいろかかります。
家だと集中できないからと、毎日カフェに通っている知人もいます。一日中x30日だと、馬鹿にならないコストです。
旅行中だと、滞在費もかさみます。
金銭以外にも、移動時間や、手間などのコストもかかる。
孤独になりがち
人間関係の煩わしさが減る反面、孤独になりがち。気楽さの一方で、寂しくなることもあります。
巷には、有料ワークスペースなるものがあり、そこへ通う人も結構いるくらいです。
寂しくて死んでしまう。
そんなウサギみたいになりがち。
まとめ
長くなったのでまとめます。
メリット
- 場所に縛られない
- 国・地域に縛られない
- 時間帯に縛られない
- 服装に縛られない
- 人間関係の悩みが少ない
- 災害に強い
デメリット
- 自己管理が大変
- ネット環境が必要
- セキュリティの管理が必要
- 雑費がかかる
- 孤独になりがち
…という感じでございます。
終わりに
私の場合、メリットがデメリットを遥かに上回っていると感じており、とても気に入っています。
カフェでmac開いてたりするのを見ると、なんかキラキラしてる風に見えますが、万人に合うとは限りません。
業務内容は泥臭く、個人の適正がすごくデカイなと思います。