当サイトは、記事内に広告を含みます

travel

海外旅行前に知るべきスキミングの手口と対策【防止グッズ】

カードスキミングの手口と防止対策

こんにちは、Deruka(@tabini_deruka)です。

海外旅行先でのクレジットカードは便利ですが、知らないうちに情報を抜き取られ、不正利用されることがあります(実体験)

いわゆる「スキミング」です。

こんなツイートをしました。

遠い国の出来事でもなんでもなく
冗談抜きで本当にスキミングは遭遇します。

起こってからでは遅いです。
海外へ行く方は、ぜひご一読ください。

犯罪は、事前に手口を知っておくことが、最大の防犯対策です。

スキミングとは?

スキミングとは、「スキマー」という読み取り機器を使い、カードの磁気部分から知らないうちに情報を抜き取って、不正利用する犯罪のこと。

抜き取った情報で、偽造クレジットカードを作ったり、ATMキャッシングでお金を引き出す犯罪が多発しています。

カードそのものではなく、中の情報を抜き取られるため、後で明細を見て発覚というパターンが多いのも特徴。

スキミングの手口

「スキマー」は小さな機器です。
読み取った情報は、直接回収されるほか、無線で外部に送信されたりします。

スキマーには、直接あてる接触型のほか、ピッとかざすだけの非接触型も存在。

カードスキミングの手口と防止対策

スキミング被害が多い場面としては

  • レジのカード読み取り装置
  • 店員による故意の読み取り
  • ロッカーや、預け荷物からの読み取り
  • 車上荒らしでカード読み取り
  • 人込みでの非接触型スキミング

などが多く報告されています。

一つずつ見ていきます。

レジのカード読み取り装置

お店でクレジットカード払いをする際、カードの読み取り機にスキマーが仕掛けられている可能性があります。

必ずしも店員がグルというわけではなく、店員も知らない間に設置・すり替えられていることがあるようです。

店員による故意の読み取り

店員が裏に持って行って、直接スキマーで読み取ることもあります。この場合は故意。

犯罪者が。警官やセールスマンになりすます事例もあります。

信頼できないお店では、カードから目を離さないか、使わないようにしましょう。

ロッカー等の預け荷物からの読み取り

財布をどこかに預けてある場合。
漁られて、情報を読み取られることがあるようです。

盗難と違って、一見なにも取られていないので、発覚は遅れます。

カードは肌身離さず管理しておいた方が良さそうです。

車上荒らしによるカード読み取り

車を離れる際も、車内に貴重品を放置しない方が賢明です。

旅行先のレンタカーは、年式が古い場合もあるので、鍵をしても油断しないこと。カードは肌身離さず。

人込みでの非接触型スキミング

レジでバーコードを読むように、非接触型のスキマーでポケット内のカード情報を読み取る手口があるようです。

これに関しては、後述するスキミング防止グッズが効果的。

ATMスキミングの手口

数あるスキミング手口の中で、個人的に最も危険性が高いと思ったのが、ATMでやる方法です。

↓この動画、冒頭5秒だけでも観てください。

ATM本体に精巧に偽装され、取り付けられたスキミング装置と小型カメラ。

日本の銀行ATMでも、いくつもの実例が公開されています。

ゆうちょ銀行ATMの実例

画像引用:ゆうちょ銀行

新生銀行ATMの実例

画像引用:新生銀行

こんなの、気づけますか?

知らなきゃ、正規のカード読み取り口にしか見えません。というか、知ってても気づけないかも。

よくある痕跡として、以下の物が挙げられます。

  • カードの読み取り口が出っ張っている(無駄にでかい)
  • 雑な設置の痕跡(隙間や、接着剤の跡)
  • 小さなカメラの穴

注意深く観察すれば、発見できるかもしれませんが…。ちょっと困難ですね。

ただ、こういうことがありうる
と覚えておいてください。

スキミング対策

さまざまなスキミングの手口を、紹介してきました。

ここからは、個人ができる防止対策を挙げます。

ICチップ型のカードを使う

スキマーでは、カードの磁気ストライプに記録された情報を読み取っています。

カードスキミングの手口と防止対策

ICチップの場合、中の情報は暗号化されており、より安全性が高いです。ICチップのカードを使おう、ということです。

ICか磁気かだけでカードを選ぶのは、個人的には微妙なところ。やはりクレジットカードは、機能優先で選んだほうがいいと思います。

スキミング防止には、後述する「防止スリーブ」が使えます。

こまめに明細をチェック

情報を抜き取られただけでは、被害に遭ったことに気づきません。気づくのは、不正利用された時。

明細をこまめに確認しておくことで、早く気付くことができます。

これはスキミングされた後の対策ですが、発覚が早ければ、被害の拡大を防げる可能性があります。

また、金額が補償されるかもしれません(後述)

カード使用時は目を離さない

誰かにカードを持たせたまま、離れないこと。その隙に、ピッと読み取られてしまう可能性があります。

目を離さないというか、持って行かせるべきではないです。

カードを使わない

使わなければ、スキミングされようがありません。

これも手の一つですが、カード払いには利便性もあるので、やや消極的な対策ではあります。

海外でのクレジットカード払いを解説。為替レートや手数料について

信頼できるお店でのみ使うようにする

空港の免税店や、有名百貨店など、
本当に信頼できるところ以外では使わない。

極めて基本的な対策です。

利用限度額を下げておく

被害に遭った場合に備えて、利用限度額を低くしておくのもありです。

一日の限度額が低ければ、被害に遭った場合も、額を最小限に抑えることができます。

便利さとはトレードオフになってしまうので、よく考えて設定変更しましょう。

口座内を少額にする

カードに紐づく引き落とし口座の、お金を少なくしておく。あるいは、普段使わない口座に、使う分だけお金を入れておく、など。

これも被害に遭った場合に、損害を抑えるための対策です。

暗証番号も守ろう

カードの暗証番号の漏洩にも気を付けてください。

クレジットカードの使用には、「カード(≒中の情報)」と「暗証番号」が必要です。

  • 番号打つときは、片手で隠す
  • 見えるところにメモしない

手で隠すのは、なんだか大げさに思えるかもしれませんが、海外だと皆やっています。本当に皆やってます。

「店員さんの目の前で失礼」とか、全然ないですよ。番号入力時は、どこでも必ず片手で隠すようにしましょう。

スキミング防止対策グッズ

対策グッズを紹介します。

基本的にはどれも、特殊加工の素材で、読み取りを防止するというコンセプト。

スキミング防止カードケース

特殊加工されたカード入れ。
クレジットカードや、キャッシュカードなどをまとめて入れられます。

スキミング防止カードスリーブ

こちらはカードスリーブ型。
カードを1枚ずつ包む、薄めの封筒というイメージです。

スキミング防止カード

防止素材のカードです。
このカード2枚で他のカードを前後から挟むことで、スキミングから守ってくれるという物。

セキュリティポーチ

服の内側に密着させて隠し持つ、小型の貴重品ベルトポーチです。全体がスキミング防止加工。

パスポートや現金も入る、旅行者の定番装備。

スキミング防止バッグ

こちらはポーチより、もう少し大きめのバッグです。こういうのもある。

カード不正利用された時の対処法

もしカードの不正利用の被害に遭ってしまったら、どうすればよいのか。

やるべきことは、以下の二つです。

  • カード会社へ連絡
  • 警察に届け出

被害を受けたと発覚した時点で、すでに不正利用された後かと思います。

迅速に、連絡すべきところに連絡を。

カード会社にすぐに連絡

まずはカード会社に連絡です。
連絡先は、カードの裏面に載っているはず。

どの会社も、盗難担当デスクが、24時間年中無休で受付可能です。

不正利用の遭った日から60日以内かつ、不正利用と判断されれば、全額補償されます。

補償されるとしても対策しよう

実体験からいうと、被害に遭っても補償はされますが、カードは当然作り直しになります。各種支払先への再登録がいろいろとめんどくさいので、やはり防止段階からきちんとやっときましょう。

警察に届け出

カード会社に連絡して、カード停止手続きをした後に、警察です。

海外にいる場合は、現地の警察へ行ってください。補償に必要な書類を書いてもらう必要があります。

わからなければ、現地の日本大使館に連絡しましょう。

まとめ

  • スキミングは接触型と非接触型がある
  • ATM使用時は気をつける
  • 信頼性の低そうな店ではカードを使わない
  • 防止対策グッズを活用する
  • 被害に遭ったらすぐカード会社に連絡

クレジットカードはとても便利ですが、それゆえに犯罪被害に遭うと大変面倒なことになります。

対策を知って、事前に防止しましょう。

-travel
-, , ,

    ©2020 Deruka.com