当サイトは、記事内に広告を含みます

travel

海外でクレカ払いするといくらになる?為替レートや手数料を解説

海外でのクレジットカード払いについて

こんにちは、Deruka(@tabini_deruka)です。

今回は、海外でクレジットカード払いをする場合の、いろいろな疑問について解説します。

海外でカード払いすると…

  • 請求時はいくらになるの?
  • どんな計算で決まるの?
  • 手数料とかどうなの?
  • 損なの?得なの?
  • 注意点はある?
  • 円高円安ってなに?

など。

海外旅行だけではなく、海外の通販サイトを使う時にも、知ってて役立つ内容なので、ぜひご参考に。

海外でのクレジットカード払いについて

海外にも、日本と同じように、カード払いができるお店があります。町中のレストランだったり、博物館のサイトでのチケット購入だったり。

国際ブランドが対応していれば、いつも使っているカードを、そのまま海外で使うことができます。特別な事前申請や設定などはいりません。

国際ブランドとは、VisaやMastercard、JCBなどのことです

お店で使う場合は、支払い時にカード払いを伝え、端末に差し込んで、暗証番号(またはサイン)で、ピッと一瞬で決済終了。

海外でのカード払い手順は、日本とまったく同じです。

海外でのカード払いの支払総額

海外でクレジットカード払いをした時、支払い総額はこうなります。

利用金額(外貨)x為替レート+海外手数料
=支払総額(円)

要は、日本円に直してから手数料をつけたのが支払総額になります。

なにやら難しそうですが、一度わかれば簡単です。

一つずつ、わかりやすく解説していきます。

為替レートとは

為替レートとは、外国のお金⇔日本円の交換比率のことです。

「1ドル=100円」といったやつですね。

為替レートは固定ではなく、需要や供給に合わせて、日々変動しています。

ニュースでよく聞く「円高ドル安」といった言葉も、まさにこの為替レートに関する用語です。後述します

為替レートは、たった一つのデカイ世界基準のレート表があるわけではなく、複数の会社や銀行がそれぞれのレートを公開しています。

クレジットカード払いで適用される為替レートは、国際ブランドごとに違います。

国際ブランド 基準レート
Visa Visaインターナショナルによる独自レート
Mastercard Mastercardインターナショナルによる独自レート
JCB JCBインターナショナルによる独自レート

各社のレートには、多少の手数料が上乗せされています。どこも大きな差はありません。

為替レートの良し悪しで国際ブランドを選ぶ必要は、(少なくとも旅行者レベルでは)まったくありません。カードの還元率の方が、よほど影響が大きい。

海外手数料とは

海外手数料は、各カード会社が利用者に課す手数料のこと。呼び方はカード会社によって違い、「事務手数料」だったり、「外貨取扱手数料」だったりします。

手数料も、国際ブランドごとに違いますが、だいたい2%前後です。

わかりやすく例をだして計算してみる

さて、用語はすべて説明しました。
今ならもう、海外でカード払いしたら、いくらになるのかわかるはずです。

以下の例で、計算してみましょう。

利用金額:
100ドルの商品を、カードで購入。

為替レート:
1ドル=100円

海外手数料:
2%

<支払総額の計算>
まず100ドルを円換算し1万円に。
そして手数料2%を追加。

支払総額は10200円となります。

とてもカンタンです。

為替レートは常に変動していますが、カード利用時のデータが、カード会社に届いた時点での値が適用されます。

カード使用時に、内部で起こっている流れはこんな感じです。

カード支払い

データがカード会社に到着

その時点での為替レートで日本円に換算

海外手数料をつけて総額決定

データ到着には数日のラグがあり、実際にカード決済時点の為替レートが適用されるわけではありません。

円高と円安について

円高と円安についても、少しだけ解説しておきます。一般旅行者にとっても関係のある話です。

たとえば今日の為替レートが
「1ドル=100円」とします。

これはつまり
「1ドルを100円で買えること」
と同義です。

次の日になり、為替レートが変動。

  • 1ドル=80円に →円高
  • 1ドル=120円に →円安

昨日と比べて…

1ドルを買うために80円しかかからない
→円の価値があがった!(円高)

1ドルを買うために120円もかかる
→円の価値がさがった!(円安)

と考えるとわかりやすいかも。

海外旅行に行く場合(あるいは海外から通販で物を買う場合)、お得になるのは「円高」の時です。円の価値が高いので、両替すると、いつもより多く現地のお金が手に入ります。

逆に「円安」だと損になります。
円の価値が低いため、いつもより少ない分の現地通貨にしかなりません。

円高ならラッキー

円高と円安は、一般旅行者にとっても影響がそこそこ大きく、個人単位での恩恵がわかりやすいです。

現金を両替すると、昨日より増えた!減った!というのが実感しやすい。

ただ円高円安はあまり気にせず、行った時に円高だったらラッキーくらいに考えておいた方が良いです。旅行は行きたい時に行くのが一番。

「現地通貨払い」と「日本円払い」

海外でクレジットカード払いをする時、こう聞かれることがあります。

日本円か、現地通貨か、どっちで払う?

この場合、現地通貨を選択してください。
日本円支払いを選択すると、結果的に高くついてしまう可能性が高いです。

現地通貨での為替レートは、使うカードの国際ブランドが決めた為替レートで換算されます。少し上にも表がありましたね。

一方、日本円の場合は、そのお店が為替レートや手数料を自由に設定できてしまいます。なので、明らかに不利なレートで計算されてしまう場合があるのです。

海外でクレジットカード払いをする時は、現地通貨建てを選択しましょう。

海外でクレジットカード払いをするメリットとデメリット

カード払いにどんなメリット・デメリットがあるのか。以下の通りです。

メリット

  • 最安の決済手段(かも)
  • ポイントが付与される
  • お手軽カンタン

為替レートによっては、両替した現地の現金よりも安く買い物できる可能性があります。

利用ごとに、カードの還元ポイントも得られます。

デメリット

  • 使えない可能性
  • スキミングの可能性

日本と同じように、小さな個人店だとカード払いができないところもあります。

また、怪しいお店でスキミング(個人情報読み取り)被害に遭う可能性もあります。

まとめ

  • 海外でカード払いした時の支払総額は、まず日本円に換算された後、手数料を足される
  • 海外旅行の時は「円高」がお得
  • 旅行時のカード払いは「現地通貨建て」で払おう

海外旅行では

  • 円高→お得!
  • 円安→損!

とだけ、ふんわり覚えておくと良いです。

海外にクレジットカードを持って行く利点は他にも多い

クレジットカードは支払いに使えるという以外にも、海外旅行保険が無料で使えるという利点の方が個人的に大きいと思っています。

その点については、下記で解説しています。

海外旅行保険つきのクレジットカードについて解説

-travel
-

    ©2020 Deruka.com