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旅先ではタクシーよりバスに乗るべき5つの理由

旅先バスおすすめ

こんにちは、Deruka(@tabini_deruka)です。リュックひとつで世界を旅しています。

突然ですが…
バスはいいぞ!

皆さん、旅先でバスって乗ってますか?
私は国内・海外どこへ行っても、必ず乗ります。

バスオタクというわけではなく、移動の選択肢として、優先度が高いんです。

旅行先でタクシーしか使わない人は、貴重な体験を逃しているかも。

今回は、公共バスの魅力を紹介していきます。
バスは…いいぞ!

旅先でタクシーよりバスに乗るべき理由

理由は以下です。

  • ローカル感が味わえる
  • 現地の人との交流チャンス
  • 最安値の交通手段
  • 主要な場所を網羅
  • むしろ安全

一つずつ、語っていきます。

ローカル感が味わえる

バスは、その土地の住民の足です。

地元民が使うからこそ、なんの飾り気もなく、バスの中でも淡々とその地域の日常が続いています。

利用客は、いつもの日常の中にいる。
その空気感の中に、旅行者が入れるのがバスなんですよ。

スーツ姿の男性は仕事中だろう。
彼女は通学の途中なのかもしれない。
あの年配の人は、通院の帰りかな?

バスの揺れと、エンジン音。
座席の感触。窓を開ければ、土地のニオイが流れ込んでくる。

そして流れる風景を見ながら、ここで過ごしてきた乗客たちの人生に思いを馳せる。

同じバスに乗りながら、日常と非日常の境界があるんですよ。それをはっきりと感じられる。

自分はこの土地にとっての異物である。
旅行者である。
自分は旅をしているんだと、実感できる。

こんな素敵な乗車体験、他にありません。

最安値の交通手段

バスは交通手段の中でも最安レベルです。

経験上、世界中どこでもそうです。
そもそも公共バスの運用思想が、「安くて手軽な移動手段を市民に届けること」なので、当然ですね。

バスとタクシーの価格差については、だいたいご存じの通り。
他の国も同じ感覚です。
区間内は定額なバスがある点も同じ。

予算を抑えたいバックパッカーも気軽に乗れる。

旅先での交通費って、積み重なると結構ばかになりません。バスを利用してお金を浮かせれば、もっと他の体験にも予算を回せます。

主要な場所を網羅

バスなら、市内のどこへでも行ける。
人の行く場所なら、どこへでも。

バスの路線は、市街を網の目のようにカバーしています。いわんや旅行者の行くような場所をや。

観光に力を入れている地域なら、旅行者向けの特別ルートバスもあって便利なことも。タウンクルーズはいいですよ。

乗降場所の自由度は、タクシーの方がたしかに高いです。でも、降りたバス停から、目的地まで自分の足で歩いてみるのも、趣があって良いものです。

現地の人との交流チャンス

見知らぬ土地のバスだと、なにかと困ったりすることもありますよね。本当にこのバスであっているのか、とか。

海外であれば、利用の勝手自体がわからなくて、焦ったりします(実際、これが最大のハードル)

でも、わからなければ聞けばいいだけ。
臆せず、近くの人に話しかけてみよう。

海外だと、実際にそれがきっかけで友人となることが多々あります。

ガイジンというだけで興味を持ってくれるので
「where are you from?」から話が始まることが何度あったことか。

人との出会いもあるって、バス最高か。

むしろ安全

これは海外一人旅のお話。
バスってむしろ、タクシーより安全だったりします。

冷静に考えてほしいんですが、タクシーって乗ると、運転手と二人きりですよね。ハンドルも相手が握っているわけです。

近年では、危ないところに連れ去られたという事件も起こっています。めったにないことだとは思いますが、女性一人旅は特に注意が必要。

この点、バスは他の人も乗っている衆人環視の状況です。下手なことはできません。

他の人も乗っているからこそ、バスの防犯度は高いです。

世界の公共バスを紹介

私がこれまでに乗ってきた、世界の公共バスを紹介していきます。

日本の循環バス

旅先バスおすすめ

お馴染み、日本です。
これは京都。

日本のバスは、録音による車内アナウンスが流れますよね。お年寄りが多い地域だと、交通安全や振込詐欺への注意喚起が流れたりとか。

広告も地域の小さなお店が出稿。
車内がローカライズされており、大変良いです。

タイの空港バス

タイのバス

南国のタイ。
私の旅行人生が始まった国でもあります。

空港を出て、カオサンロードに向かうため、バスに飛び乗りました。すごく不安だったのを覚えています。

日本と違って、クッションもなく硬いシートが、冒険が始まったんだと、はっきりと感じさせてくれました。

ロシアの公共バス

ロシアのバス

シベリア鉄道の途中に立ち止まった町、イルクーツク。

駅を出て、宿屋に向かうバスに乗り込みました。

べたつく髪、かゆい体。
シベ鉄にはシャワーがありません。

三日ぶりの解放感。
速くシャワー浴びたいと思いながら揺られていました。

窓の外の、無機質なロシアの町並みと、大きな川が綺麗でした。

ネパールの山岳バス

ネパールの乗り合いバス

ネパールで乗ったのは、公共バスというか、乗り合いバス。

年代物のミニバンに、10人以上が乗り込んで、ギュウギュウになりながら首都カトマンズを目指しました。

途中がひどい山道で、頭を天井にぶつけるほど揺れたのを覚えています。

バングラデシュの過密バス

バングラデシュのバス

人口過密度世界一の首都ダッカ。
公共バスはどの国よりもボロボロでした。

バス停でもバスがとまらず、乗客は文字通り「飛び乗る」ように乗車します。

ダッカは常に渋滞で、絶え間なく聞こえるクラクションもストレスフル。少し停車すると、物売りが乗り込んで営業を始めます。

「アイスかな?」

ちょっと汚いお話。

2019年のバングラデシュ。
首都ダッカに到着し、人の多さに圧倒されながら、市街中心地へ向かうバスに乗った時のこと。

人に聞き、なんとか目的のバスに乗り込んだ私。隣の青年と話していると、ふと足元が気になりました。

(なんか靴の裏がぬるぬるして、ベトベトする…。)

最初は、落ちたアイスでもあるのかと思ったのですが、見てみると吐しゃ物でした。

さらによく見ると、床だけではなくシートにも広がっていて、私はその上にしっかりと腰を落としていました。

ウェットティッシュで拭きまくったのはいうまでもありません。

思わず、青年に尋ねました。「これ、バングラじゃよくあること?」「いや、きみがラッキーなだけだよ」

到着早々、とんだ洗礼を受けた夜でした。

今となってはどれもいい思い出です。
こんなバスも、世界にはある。

まとめ

最後にもう一度まとめます。

旅先でタクシーよりバスを選ぶべき理由

  • ローカル感が味わえる
  • 現地の人との交流チャンス
  • 最安値の交通手段
  • 主要な場所を網羅
  • むしろ安全

こんな感じです。

旅にでたら、バスに飛び乗ろう

思い切って飛び乗ってみるといいです。

きっと知らない場所へ、あなたを運んでくれます。

バスは…いいぞ!

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