こんにちは、Deruka(@tabini_deruka)です。
旅に関する情報発信をしており、海外にも頻繁に行きます。
一年で、毎月違う国に行ったりもします。
「海外旅行に必要な英語レベル」について、よく聞かれます。
結論からいえば、
海外旅行に必要な英語力は中学生レベル。
それだけあれば十分旅を楽しめます。
今回は、海外旅行に必要な英語レベルについて、実体験から語っていきます。
「海外行けたいけど英語できない」?
頻繁に見かける「海外行きたいけど英語できない」という意見。
これ、実は結構あいまいな表現だと思っていて、本当に意味してる内容が発言者によって違うんですよね。
言葉の真意は、以下のどちらかでは。
- 英語力が皆無なので、行けない
- 英語力に自信がないので、行けない
問題点がまったく違うということがわかると思います。
前者はたしかに学習が必要。
空港の案内板くらいは読めた方がいいです。
でも、後者は中学生レベルの英語力があれば、すぐにでも行ってOK。
自信は実践の中でついていくものです。
中学生レベルの英語力
海外旅行は中学生レベルの英語力で楽しめると言いました。
でも、それって実際どのくらいなのか。
ためしに英検の公式サイトを見てみます。
(出典:日本英語検定協会)
中学レベルは、英検3~5級。
過去問も公開されています。
2020年の試験はこんな感じ。
5級(中学初級レベル)
空欄に入る適切な語を選びなさい。My friend lives in Brazil.
It's a nice ( ).
- drum
- page
- country
- chalk
どうでしょうか。
「まあ、これくらいはね…」と思われた方が多いのでは。
3級はどうでしょう。
3級(中学卒業レベル)
空欄に入る適切な語を選びなさい。You should stop smoking, Jack.
It's bad for your ( ).
- health
- place
- question
- gate
5級とほとんどレベルは変わりません。
余裕だと思います。
中学レベルはこんな感じです。
実体験からしても、海外旅行で必要なのって、これくらいの英語力です。
別にネイティブと議論するわけではないですからね。
そして、もっと言えば…
英会話をちゃんと使うシーンは限定的
海外旅行中に、ちゃんと英語を話さなきゃいけないシーンって、実は意外と少なかったりします。
代表的な必須シーンは入国審査。
(旅の最序盤にあるくせに、難易度やや高)
入国目的や、滞在期間を聞かれるアレです。
一人で受け答えしなければなりません。
でも、丸暗記が有効です。
受け答えの内容は、だいたい決まっています。
入国を無事通過してしまえば、もう最後まで厳密に「英語を話す」場面って、それほどないかもしれません。
市内では、単語の羅列とジェスチャーだけで十分なことが多いからです。
英会話する機会は、自分で減らせます。
そして必須シーンは暗記え対応可能。
単語の羅列で通じる
英語って、文章を組み立てるまでもなく、単語並べてるだけでも通じます。
文法知識は必要なし。
たとえば海外でタクシーに乗る時、
「どこに行かれますか?」
「レッドストリート」
みたいな感じで、全然通じる。
ここらへんは日本語と同じです。
ややぶっきらぼうな印象を与えるかもですが、「ああ、こいつ旅行者か」と、すぐにガイジン枠で認識してもらえるので大丈夫。
難しい構文とか、専門用語もいりません。
最低限、単語だけでも通じます。
ジェスチャーもだいぶ通じる
ジェスチャーもだいぶ役に立ちます。
レストランでメニューが欲しかったら、本を開く動作すれば出してくれます。注文は指差すだけ。会計も数字みて払うだけです。
私は過去にロシアやバングラデシュなどを旅しました。二国とも、英語はほぼ通じません。でも無事に行って帰ってきたし、十分に楽しめました。
英語どころか、言語すら不要なこともあります。
しゃべれなくても、ジェスチャーで通じます。
便利な表現を使い倒す
英語が苦手でも、便利な表現をいくつか覚えておけば、いろんな場面で使えます。
たとえば「OK」は、とても使い勝手が良い言葉です。
- ホテルに泊まりたい時は「トゥナイト、OK?」
- 道を尋ねる時、「レッドストリート、(遠くを指さしながら)OK?」
こういう便利で使い回しの効く表現って、実はかなりあります。
下記の本は、そういった表現がまとまっているのでおすすめ。
読みました。英語できないから海外旅行いけないと思っている人におすすめ。英会話のハードルがかなり下がります。とにかく「自分の意思を伝える」という点だけにフォーカスされており小難しい文法解説はほぼなし。amazon読み放題対象#難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください pic.twitter.com/qFEGgXXdmj
— Deruka (@tabini_deruka) October 24, 2020
スラスラ読めるので、買うよりKindleの読み放題で読んだほうがいいかも。一か月無料とかあるので、試してみてください。
英語力は「外注」する手もある
英語力は外注もできます。
その気になれば、自分で学ぶ必要すらゼロ。
翻訳者という職業が昔から存在するくらいです。日本語がわからなくても、何年も日本に住んでたサッカー監督とかいましたね。
翻訳者とまではいかなくても、一般人の私たちはもっと手軽に各種グッズで補うことも可能です。
いくつか紹介してみます。
指差し会話帳
旅行先でよく使う英文がいっぱい掲載されていて、指さして見せるだけで会話可能。
英語版以外を使う人が多い、定番の本です。
グーグル翻訳
いわずと知れた無料翻訳アプリ。
英語といわず、あらゆる言語に対応。
文字入力から音声入力、カメラを利用しての画像認識翻訳まで出来ます。
ポータブル翻訳機
こちらは会話翻訳。
ポケトークとかですね。
最近ではこんなのも出てきました。
複数言語に対応しています。
触ったことがあるのですが、普通に実用レベル。
要は、自分の考えが伝わればいい
言語って、伝達の道具でしかありません。
「〇〇へ行きたいな」「〇〇が食べたいな」ということが、相手に伝わればいいんです。伝わるなら、完璧に話す必要なんてまったくありません。
ジェスチャーだけで伝わるなら、英語すら必要ない。
世界には見るべき物がたくさんあります。
言葉の壁ごときで諦めるのはもったいないです。
英語がしょぼくても飛び出しましょう。
今回は以上です。