「越冬のためにフィリピンに行こう!」と思い立ち、ビザなしで滞在できる最大の30日間住める部屋をネットで探すことにしました。
この記事はその備忘録となります。
最終的に部屋はAirbnbで決めました。「結局エアビーかーい」という感じですが、その間に不動産サイトを使ったり、いろいろな試行錯誤がありました。
というわけで部屋探しで利用したサービスや、部屋探しの注意点などにも触れるので、これからフィリピンに短期で行ってみたい方は参考にしてみてください。
フィリピンで1か月契約する部屋を探す選択肢
フィリピンでは、日本のパスポートなら最大30日までノンビザ滞在が可能です(ただし変更になる場合もあるので要確認)。
ネットで簡単に検索した結果、フィリピンで滞在する部屋を探す方法は主に3つあるようでした。
- 町中で入居者募集ビラを見つけて直接連絡
- 宿泊予約サイトで探す
- 不動産サイトで探す
今回は日本にいる間に部屋を探すので、1はパス。
2と3はホテルか民泊かの違いになります。
コスト面では、ホテルより民泊の方がお手頃になるパターンが経験上多いです。ていうかほぼそうですね。
ホテルと民泊は長短あるんですが、今回はより現地的な生活がしたかったので民泊を探すことにしました。
実際に現地で足で探すとかありえなくない??
前述の「現地で歩き回って部屋を探す」という選択肢について少し書いておきます。
これを見た人は「いやいやこの時代にそんなアナログなことありえんでしょ…」と思うかもしれません。私も同じ感想を抱きました。
でも実はこれ、事前リサーチした際に複数のサイトに書かれており、フィリピンの現地サイトにも書かれているほど大真面目な選択肢のようです。
というのもフィリピンでは不動産サイトには載っていない物件も多く、本当にオイシイ物件はこういった手段で見つかることも少なくないそう。
日本のように必ずしも仲介に不動産業者が入るわけではなく、オーナーと入居希望者が直接交渉することも多い海外ならではと言えそう。
今回は渡航前に日本から探しているのでこの方法は使いませんでしたが、もしまた来たいなと思ったら、滞在中に気にかけてみてもいいかもしれません。
(ストリートビューで探したろうかと一瞬思ったのはここだけの話)
賃貸探しで使ったサービス
フィリピンで1か月滞在する部屋を探すのに使ったサービスは以下。
Lamudiとrentpadは業界大手のサイト。不動産売買の他、賃貸目的でも使われます(日本だとSUUMOやHOME'Sみたいなもん)。
他のサイトもいろいろあるんですが、物件が重複してそうなので大手だけ見ることにしました。
結果は冒頭でいった通り、エアビーでの成約になりました。不動産サイトはほぼ成約せず。
理由は後述しますが、不動産サイトも利用したので、一応使い方を紹介していきます。
不動産サイトの使い方
日本とだいたい同じで簡単です。
条件を絞り込んで検索するだけ。
良さげな部屋があれば、どんどん問い合わせを送りましょう。
WhatsAppを用意しておこう
連絡手段として、WhatsApp(ワッツアップ)が使えることがあります。
これはいわゆるLINEのようなもので、海外だとメジャーなアプリ。
知り合った人との連絡先交換としても使われるので、事前にインストールしておきましょう。もちろん無料。
実際に問い合わせしてみた結果
で、前述のサイトで実際に問い合わせをしてみました。
※当然すべて英語なので、DeepLやgrammarlyを利用すると楽です。
rentpadはほぼ返信が来ず。
LamudiはWhatsApp経由で返信がいくつかきましたが、契約期間が短すぎるという理由でほとんど拒否されました。そう、これこそが最も大きなハードルでした。
出てくる物件は、最低契約期間が数か月~1年以上の部屋ばかりでした。"SHORT TERM ONLY"でフィルターしても、実際に問い合わせてみるとほぼ「うちは1年以上のみや、すまんな」というパターン。
というわけで、ノンビザで1か月のみ滞在したいという皆さま、エアビーを使いましょう。
たぶん詐欺に遭いかけたかもな話
今回、Lamudiで知り合った人とのやり取りの中で、詐欺と思われる案件に遭遇しました。
怪しく思った時点で打ち切ったので被害は出ていませんが
- 相場より並外れて好条件
- 取り置きのために先に家賃送金を要求
- 都合よく先人が退去したばかり
これらがひっかかったポイントです。
相手の対応はわりとしっかりしていて、契約書をメールで添付してきたり、名前をぐぐったら顔写真、所属会社のサイト、SNS、政府公認IDなどがでてきたんですが、いくつか不審な点もあったので中断しました。
なにより物件が好条件すぎました。
東京で1DKが月6万ってくらいありえない部屋でした。世の中にはおいしい話はないので、この判断は間違ってなかったと信じたい。
物件詐欺については頻発しているので、Lamudiや各種サイトのTIPSも読んでおくと良いです。
- How to Avoid Rental Scams (rentpad)
- Philippines rental scams: what to look for and how to avoid them (dotproperty)
おまけ:部屋探しでよく見かける用語集
フィリピンの賃貸サイトなどでよく見かける用語などをまとめてみました。
CONDOMINIUM:
コンドミニアム。日本のマンションに相当。綺麗でセキュリティもしっかりしており、外国人でもわりと安心できる水準の物件が多い。初めての場合、このタイプで探すのがおすすめ。
APARTMENT:
コンドとほぼ同じ。オーナー側の物件所有形態の違い。アパートは一棟、コンドは区分所有。
STUDIO:
いわゆるワンルームに相当。
BR:
ベッドルーム数のこと。部屋タイプとして1BR、2BRといった風に表記される。1BRなら1ベッドルーム。
Furnished:
家具付きか否か。海外賃貸は、生活家具家電が付属していることも多い。Fully Furnishdならベッドやら冷蔵庫やら必需品つきという意味。基本はこれを探そう。
Laundry:
洗濯機のこと。フィリピンでは高級品らしく、Fully Furnishedでもついていない物件のほうが多く感じた。その代わりに、有料のランドリーサービスやコインランドリーがそこら中にあり、安価で利用可能。
Shower Heater:
年中暑いフィリピンでは、お湯のシャワーがでない物件も多い模様。慣れるらしい。
Utilities:
水道光熱費などのこと。フィリピンは電気代が日本並みかそれ以上高いことで有名。なので電気代は別途というパターンが多い。
あとはWIFIや、その他記載のない関連費用がないかも尋ねた方が良いです。