こんにちは、Deruka(@tabini_deruka)です。
リュックひとつで世界を旅してきましたが、防犯に気を配っていたおかげか、一度も盗難に遭っていません(運もありますが)
今回は、私が実践する荷物管理について語っていきます。
まず荷物管理について知っておくべきこと
完全な防犯はない
最初に言っておきたいのがこれ。
どんなに対策をしても、盗まれる時は盗まれます。
リュックなんて、丸ごと盗まれたら終わりです。
チェーンも専用カッターで切られます。
荷物なんてのは、旅行者が持ち歩けるんだから、泥棒も持ち歩けます。
旅先で、完全な防犯は不可能です。
やる・やらないは全然違う
その上で言いたいのが、「それでも対策はやるべき」だということ。
対策の基本理念は「抑止」です。
盗難に遭う確率を下げる
≒泥棒に手をだすのを躊躇わせる
これが現実的な旅先での防犯です。
ノーガードは良くない。
そこそこの防犯を目指す
盗難防止ってやろうとすれば、いくらでもできます。
やりすぎると疲れます。
気を張って、旅が楽しめなくなる。
グッズの持ちすぎも、重量に響く。
錠前って、でかくて堅いやつほど重いです。開け閉めのたびに、かけるのも面倒になってくる。
盗まれるときは盗まれるので、私はほどほどを目指しています。
そんなほどほどの防犯手段を、具体的に紹介していきます。
私が実践している盗難防止対策
開封部に錠前をつける
リュックのジッパーに、南京錠を常時つけています。
ロックという本来の機能のほか、「防犯に気を使ってるよ」という意思表示にもなります。
錠前が鍵型か、数列型かは一長一短です。
鍵タイプの錠 | 数列タイプの錠 | |
メリット | 鍵がないと開かない | 鍵が不要 鍵の管理が不要 |
デメリット | 鍵がないと開かない 鍵の管理が必要 マスターキーで開くかも |
誰でも開けられる 数列を忘れると開かない |
私は鍵タイプを使ってます。
毎回の施錠は大変なので、基本は置いとく時だけ。見えてるだけで一定の抑止力になっているはず。
入口を閉じていても、バッグの脇をナイフで切り裂かれたら無意味なので、正直そこまで期待していません。泥棒ガチ勢はそれくらいはしてきます。
大切なものは、深い位置へ
しまう位置は、とても重要。
リュックに手を突っ込まれた時、浅いところにあるものほど、取られやすい。
パスポートや重要書類、余剰資金は、届きにくいところに入れといた方がいいです。お金は使う分だけ、財布に補充。
位置は、体に近い方が察知しやすい。
リュックでいえば、背中側が最安地。
パッキングの際は、しまう位置も意識しよう。
荷物は目で見えるところに
目で見える範囲内に、荷物を置く。
とても重要です。
リュックを背負ったまま、盗られるのはよくあること。
人込みの中、背中で荒ぶるリュックに、手を突っ込まれても気づけません。混んでいる場所では、リュックを前にして、抱えるように持つと良いです。
最重要品は常に携帯する
「自分」が最強のあるく金庫です。
絶対に失くせないものは、いつも身に着けておきます。
パスポート、財布、スマホは当然として。私の場合はノマドなので、ノートPCは絶対に失くせません。サブバッグに入れていつも持ち歩きます。
出先で失くす可能性はありますが、自己責任なので納得できます。
重要な物は部屋に置いておくか、肌身離さず持つべきかは一長一短。納得できる方を選ぶ。完全な防犯は不可能です。
安宿を完全に信用しない
安宿に泊まるバックパッカー向け。
信頼できない宿もあります。
泥棒が外から入ってきたり、別の宿泊者が盗んだり、あるいは宿の人が盗る場合もありえます。
安全だからと部屋に置いてったら、なくなったというのはよくきく話です。
大切なものは部屋に残していかない。
置いてくとしても、錠をかけたり、隠したり。
宿まで警戒すると疲れますが、ドミトリーや安宿では、盗難の可能性は、心に留めておくといいです。
おすすめ防犯便利グッズ
ワイヤーロック
ワイヤー付きの南京錠です。
荷物を、その辺に結びつける。
リュック部分を切られたり、専用工具で切断可能ですが、警戒アピールが強く出せます。
ポケット付きの服
自分という金庫を強化。
世界広し。
ポケットに手を突っ込んでくる猛者もいます。
ジッパーを閉めると安心感。
落とし物対策にもなります。
私の旅ズボンは、モンベルのやつ。
リュックカバー
カバーの防犯効果は、侮れないと思います。
それ自体はぺらぺらの布ですが、入口を隠す目隠しになるし、取らなきゃ中も開けられません。
要は、行動遅延させられる。
さっと犯行を済ませたい盗人にとって、手順が増えるのって嫌だと思うんですよね。カバーめくらないと鍵の有無や、形状もわからない。
映画とかで、窓からスナイパーに狙われる場面、すぐにカーテンを閉めたりしますよね。あれくらいの対策です。
ついでに防水・防塵効果もあります。
終わりに
旅と防犯はつきものです。
一番大事なのは身の安全だとしても、荷物が盗まれるのも、旅に甚大な被害を及ぼします。
金銭面でも、メンタル面でも、影響がでかい。
警戒しすぎも疲れます。
自分ができる範囲で、バランスを考えて、現実的な手段でやっていくのがおすすめです。